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2010年03月08日

唐三彩はデザインされた下手さ@門司の出光美術館



ひさしぶりに門司の出光美術館へ。
ここは私的にちょっとお気に入りなのです。
以前にも書いたように、解説が面白いから。
それを期待しつつ行ってみました。


1.まるで某有名ゲームFFのチョコボのりのようなこの造形を見よ!


【唐三彩。ずっと「からさんさい」と読んでました。「とうさんさい」でした。】

唐三彩とは中国の唐の時代の、三色の彩りが特徴的な陶器。
おもにお墓に副葬品として用いられたそうです。
その三色の色合いとともに気になるのがその形。
なんですか?このデフォルメは。
昔のFFのチョコボにのった奴みたいじゃないですか。

人がえらいデフォルメされてるなぁというのが第一印象。
昔のものは技術が低いから稚拙なのかと思っちゃうくらいです。
でも、ラクダとかはけっこう足とか写実的っぽい。
他にも馬の顔とかもリアルっぽいのに、人だけがキャラっぽい。


2.唐三彩のデフォルメはヘタウマだったんですね。


【配布されたパンフ。児童・生徒用に作成とあるけど大人も読める。】

犬の形のもあるのですが、これがエラいデフォルメなのです。
時代的にはより古いにしても下手っぽすぎる。
人や犬など人間により身近なものはデフォルメ化される。
一方、馬やラクダなどのその他の動物は写実的なのは客観的なのかな。
そういう意識の差があるのかなと妄想したりすると面白いです。

また、三彩とはいいつつ、一色のみで徹底されたものもある。
唐三彩というとまだら模様のようなものをイメージするんですけど。
他にもしっかり幾何学模様の中に各色をおさめているものも。
つまり、技術の稚拙うんぬんというより全て選びとってデザインされているという事。

そう見えてくると先の人間のデフォルメというもの極めて意図的に思えるんです。
そういえば、リアルといわれる兵馬俑は唐三彩よりもっと昔だもんな。
このデフォルメは選びとられたものなのかもしれませんね。
下手にみせたかのような上手さ。


3.3月13日からはやまぎん列車で出光美術館でGO!


【去年から走り出したんですね。観光列車。北九州にやまぎんの列車が走ります。】

知りませんでした。
美術館の近くまで列車が走るようになっていたのですね。
門司港から和布刈地区までわずか4駅ですけどね。
ネーミング権をやまぎん、山口銀行がとったみたいです。
門司港レトロ観光列車 トロッコ【潮風号】/やまぎんレトロライン

今度行く時にはのってみるのもありですね。

さて、今回の展示。
展示室の会場の解説は名前と年代。
それもほとんどは8世紀とだけなので大差なし。
つまり、とっても簡素な解説のみだったんです。
これはどこでもある、どっちかと言えば退屈な展示。

出光美術館らしさは、児童生徒用のパンフにありました。
僕としてはこれを堂々と展示室に示して欲しかったのですが。
邪魔な解説抜きでじっくり展示物と向き合いたい人にはこの方が親切なのかぁ。
お土産としてという点を考えればこのパンフ形式の方が満足感が高いかも。


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