2010年02月09日
マイマイ新子とともに千年前へ行く@防府市文化財郷土資料館
先日、初めて防府市文化財郷土資料館を訪れました。
と言っても実はもう去年の事です。
映画「マイマイ新子と千年の魔法」を見てから感想を書こうと。
そしたら、展示ももう終わってしまい書く意味が半減。
ま、でもいつも通り気にせず書いときます。
1.念願のあの防府市の資料館に行ってきましたよ
【旧防府市立防府図書館を利用して平成20年4月に開館】
防府は奈良平安の周防国国府がおかれたまちです。
継続的な発掘調査が行われ、また防府Web歴史館もつくられてます。
文化財や郷土の歴史活用にけっこう積極的なところです。
そして、満を持して防府市文化財郷土資料館が開館しました。
財政状態の厳しいなか使われなくなった旧図書館を再利用。
文化行政というとハコモノの金がかかるとすぐに廃止されますが。
一定の保存環境が整えばこれで、いいんです。
問題はどう見せるかというソフトが大切なんです。
さて、その中身はというと・・・
2.いま1000年前をどう受け継いで行くか
【数年前に訪れた国府跡。マイマイ新子にも出てましたね。】
映画とコラボしたような企画「防府にかかる千年の魔法」展(すでに終了)。
映画は昭和30年代でしたが、こちらは1000年以上前の古代が中心。
これまでの発掘調査の蓄積がものをいいます。
私が最も良かったのは防府市のジオラマ。
現代と古代の地形の比較が映像より実感しやすいと思います。
そして、いまあるこの地も1000年前の延長線上にある事。
この感覚こそ歴史を学ぶ醍醐味のひとつ。
またちょっと驚いたのが清少納言の父が防府に赴任している事。
ここから映画のあの子は清少納言かも?とある。
へぇー、あんまり有名でないって事は確証はないって事なのかな。
また緑釉陶器の展示も面白かった。
緑釉陶器とは古代に都などで珍重された緑色がかった器。
なぜそれが山口県にあるかと言えば、原料の鉛や銅が産出されるから。
奈良の大仏にも山口県の銅が使われたというし。
地方のどちらかと言えば衰退傾向の現代の山口県。
しかし、歴史をひもとけばそんな状況も一過性のものにすぎない。
山口県だからできないわけではない。
山口県だからできる事もある。
歴史からそんな活力をもらう事もできるかと思います。
3.映画の「マイマイ新子」から学んだこと
【観覧者にはこのクリアファイルをプレゼント。協力体制だとここまで出来ちゃうんですね。】
今回の展示が特殊なのは随所に映画とのリンクがある事。
映画の場面をパネルにするなど、きっと映画を見た人には分かりやすいだろうなぁ。
ある意味、映画で予習した上で見れるようなもの。
また、映画作成時点で資料館の方も情報を提供し協力したらしい。
その点、単なる便乗展示でなくより相互に忠実なものになったのが良かった。
さて、私の場合は展示のあとに映画を見ました。
こう見ると映画の方では古代の部分は意外と少なく思えました。
また、原作が短いエピソード集のようなので1本の映画にするのは苦労したろうなと(笑)
これは、山口県で15分ぐらいで1年間TVアニメにした方が良かったかも。
ただ良かったのは音や音楽。
博物館や美術館の展示に音をつけるのもいいかも。
一部ではありますよね。
触ってもらうのは難しい中、まだ聴覚という部分が残ってました。
本やネットで物事を知る事が手軽になった今。
展示という空間を活かしていくのに、音はもう一つの彩りになるかも。
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