2008年03月01日

萩博物館の宮本常一展と萩美術館


【3月1日(土)朝に新たに記事を投稿しました。】
萩博物館の宮本常一展は4月8日(火)まで。
萩美術館は3月2日(日)までで、3月は休館になっちゃうんですね。


1.宮本常一が切り取った萩 萩博物館



↑萩博物館の位置です。


萩博物館萩博物館です。
宮本常一の萩での写真展がありました。
宮本常一は全国の民俗について研究した周防大島出身の民俗学者の権威です。
1960年代の萩の身近な風景や生活を記録しました。
今回の展示は、その写真と同じ位置で現在の写真を撮ったものをまとめたものです。
その作業には学芸員だけでなく市民が参加した活動の集大成みたいです。



萩市内の方や当時を知る方には懐かしい風景なんだろうなぁ。
企画や活動は大変面白いものだと思いました。
ただ、あまり土地勘のない自分にはなかなか分かりにくい面がありました。
地図などの補足が欲しいところ。
また、写真から読みとれる事などの情報やメッセージがもう少し深く知りたかったです。
それらは今後の活動の中にあるのかな。


まちじゅうを博物館にしようとしている萩。
ならば、これらの写真をまちの各地点で携帯で見れるようにするなどしたらどうでしょう。
GPSの技術等の連携も考えられますが、
今すぐできそうな所ではQRコードを各地に貼るだけでもできるかと思います。


2.萩焼と浮世絵 萩美術館



↑萩美術館の位置です。


萩美術館萩美術館です。
萩焼の展示は萩焼資料館を先に見てしまったので何だか楽しみが減っちゃいました。
あとは、萩焼といっても作者毎に作風というか、作ろうとしているものが全く違うってのがよく分かりましたね。

明治の浮世絵では開花錦絵、美人画、役者絵などジャンル別に並んでいました。
浮世絵についてはまだまだ勉強してないので、正直よく分かりませんでした。



歴史に偏ってる僕にはまだまだ美術館は難しいんだなぁ。
ましてや、今回は現代美術というより歴史的な展示なだけにもう少し解説があるのかと期待しちゃってました。
そういった解説や批評が押し付けにならないための配慮だとしても、
どうしても入門者には優しくないなと感じます。


3.展示に比較という視点を取り入れたらどうなるか?


小中と図工や美術の時間というのは作る側はたくさんやったのですが、
鑑賞や読み取るなどの作業は全く学びませんでした。
多分、最近の学校では割とそういう授業も増えてきているようですが。
そういう部分を埋めるためにも自分は解説文をつけて欲しい派です。
その上で、それで納得するか、読まずに自分たちなりの別の見方をするかは見る側に委ねて欲しいと思います。


また、美術の解説の点で比較という視点が必要だと思います。
時々、慣れない美術的な言葉ぶりで作品の色や形などを表現した解説文をみます。
しかし、それだけではどこが良いのか、どこが面白いのか全く伝わってきません。
そこで、似た作品をあげて、Aはこういう面で面白く、Bは別のこういう意味で良いといった形が分かりやすいです。
専門家は多くの作品を見ているので違いをすぐに認識する事ができるんだと思います。
そういった経験が浅い人でも分かるような形で、作品の良さを教えて欲しいのです。


これは歴史展示においても同じような事が言えると思います。
現代と過去を比較するなど。
あるいは、歴史上の人物を思うのなら、自分ならと考えさせるような言葉で誘導するなど。
「分かる」とは「分ける」ことだという話もありますし。
そんな事を妄想した展示でした。


以下は関連するリンクです。
『萩博物館』
   萩博物館のHPです。
『山口県立萩美術館・浦上記念館』
   山口県立萩美術館・浦上記念館のHPです。


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