2010年07月14日
龍馬もいいけど、この人にも学ぼう@村田清風記念館
長門市の村田清風記念館に行ってきました。
前から気にはなっていたんですが。
企画展あんまりしないし。
常設展ならいつでもいいか状態でした。
しかし、行って見て良かった。
幕末は吉田松陰のグループだけじゃありませんね。
他にも色んな人材がいた事が分かりました。
いつかちゃんと調べてみたいなぁ。
では、とりあえず展示の感想を。
1.そもそも、村田清風ってどんな人でしたっけ?
そもそも村田清風とは?
幕末の長州藩の天保改革の第一人者だそうです。
19才まで、この長門で暮らして、
萩で藩政に関わる間もたびたび帰省。
晩年にもここで暮らしたそうです。
そして、横井小楠や
僧の月性、吉田松陰なども
この三隅山荘を訪れたそうですよ。
村田清風の業績は、藩の財政の改革と教育です。
藩の公共事業だったロウソク産業を規制緩和で自由化したり。
海上交通の要所である下関で金融兼倉庫業を振興したり。
武士の借金を一定の条件で、軽減させたりで、藩の経済を立て直したそうな。
そして、人材育成のためには藩の学校である明倫館を充実させたり。
そのおかげで、長州藩は経済的に人材的に明治維新を成し遂げたっていうくらい。
産業振興と人材育成って・・・今の日本にも村田清風が欲しかったですね。
政治家の皆さんはもちろん、私も見習っていきたいところです。
村田清風の残した言葉に、
「そしらるる 身をば思わじ 世の中の 誹れる人を おもいこそすれ」とあります。
坂本龍馬はこうですね。
「世の人は 我を何とぞ言わば言え 我がなすことは 我のみぞ知る」
この時代の人はみんなこれぐらいの気概をもってるのが普通だったって事ですかね。
2.清風を継いだ周布政之助は色々と・・・、そして「防長四白」
続いて展示されるのは、
清風のあとを引き継いだ周布政之助。
それから、「防長四白」と民具と続きます。
周布は萩の出身ですが、墓所は最終的には三隅に改葬されてます。
だからここで展示されているんですね。
周布については吉田松陰やその塾生らと色々あったようです。
複雑すぎて僕にはなかなか説明しきれないので、ここでは割愛(笑)
とにかく、敵になったり助けてみたり。
そこんところの複雑さもあって気になる存在に浮上しました。
また、少なくとも周布は攘夷一辺倒というより、開国して富国強兵的寄りな考えだったみたい。
龍馬以外にも似たような事を考える人は当然いたわけで。
あまりにも突出した英雄化してる龍馬像ってのは奇妙な気がしますよね。
龍馬は確かに面白い人物だけど、他にも面白そうな人はいそうだと再確認できました。
この他に「防長四白」という展示も。
江戸時代に山口県では4つの白い産業、紙、塩、米、ロウソク産業が盛んでしたって奴。
ロウソクは村田清風の改革とも関係するから、ここにこういう展示があるんでしょうね。
この視点は面白そうだなぁ。
山口県各地の歴史民俗資料館の民俗資料のようなものと関連させればいいのね。
徳地の和紙とか、三田尻の塩とかね。
それで、資料館をめぐるルートみたいなのをつくってみたら面白そう。
そういう連携でもしないと、市町村の資料館が単独で情報発信するのは難しいのでは?
3.龍馬もいいが、今こそ求められるのは清風じゃなかろうかな論
車輪の再利用がオシャレ。】
いやぁ、村田清風記念館。
あなどれませんでした。
もうちょっと情報発信したらいいのに。
もったいないなぁ。
実は、前に京都の龍馬伝の展示記事を書いたらえらいアクセス数が伸びたんですよ。
さすが、龍馬伝効果はスゴい。
いや、だからってこの記事でやたらと龍馬を引き合いに出したつもりはありませんよ(笑)
でも、この際さらに龍馬と絡めて書いてしまおう。
そもそも龍馬も司馬遼太郎さんが取り上げなければ今のようにはなってないだろうし。
その意味で、まだまだ掘り出されていない人物はいるだろうなぁと。
龍馬がやたらとヒーローにされ過ぎるきらいはいなめないし。
というわけで幕末はまだまだ掘り出し物がありそうで、面白い。
さらに言えば、今の政治に必要なのは龍馬でなく村田清風のような人かと。
大きな国家像やら社会像の変革というより。
実際問題として、国や自治体の借金であったり、産業やら、福祉やら。
もっと実務的な匂いの泥臭い解決策が求められているんだよなぁ、きっと。
そういう意味で村田清風はもっと調べてみたい注目すべき人物だという事が分かりました。
何だか展示の感想というより事前学習になってしまった感じですが。
これも記念館に見に行ったから知る事が出来たって事で。
今度行ったときには展示の方をちゃんと記事にしたいと思います。
という事で、興味が沸いた人はぜひ展示を見に行ってください。
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