2010年04月24日
大村益次郎をどう物語りますかねぇ@山口市歴史民俗資料館
山口市歴史民俗資料館の「花神ふたたび−大村益次郎とその末裔」に行ってきました。
5月9日(日)までです。
福岡龍馬会さんのブログ記事によると5月1日の午後2時からはギャラリートークもあるそうです。
1.幕末の軍人、大村益次郎の世界へようこそ!
【資料館入り口のポスター。ちょっと雨で見えにくい・・・。】
大村益次郎はいま、話題の幕末の頃の人で日本陸軍の創始者的存在。
『花神(かしん)』とは、司馬遼太郎の小説で大河ドラマにもなったそうな。
一瞬のうちに明治維新という花を咲かせ散っていた花咲か爺さんに例えたそうです。
大村益次郎は山口市鋳銭司の出身で鋳銭司には資料館もあります。
でも、この企画、実は以前にもありましたね。
今回は益次郎以降の大村家の資料が寄贈されたそうです。
前回より大村益次郎のその後といった面が強いようです。
大村益次郎が明治期にどのように評価されていったかといった所でしょうか。
いま、世間では米軍の基地問題が話題ですが。
幕末の頃も、国際化の波の中でいかに日本を守っていくか模索されたでしょう。
日本の陸軍の創始者として、大村益次郎という人物を知るのも一興。
人間大村益次郎はどんな人だったんでしょうか。
2.大村益次郎は近代西洋的?それとも和魂?
【資料館へ。この並ぶ甕たちは何でしょうね。特産品?】
益次郎の近代的精神として紹介されていたエピソード。
夏の暑さを訴える相手に対して
「夏は暑いものです」と一言。
これをもって近代的とか言うのはどうでしょう。
この諭し方は、別に前近代でもいくらでも例がありそうな気がします。
また、益次郎はかなり東洋の骨董好きだったらしく。
なんと明治天皇からも骨董好きという益次郎にプレゼントが与えられるくらい。
さらには豆腐好きとか。
軍事面の知識は西洋でも、生活などは和風人物だったんですね。
「近代的」というと何となく進歩的なイメージがあります。
じゃあ前近代とは近代より劣るといった優劣がつけれるものなんでしょうか。
明治維新とは何だったのか。
大村益次郎という一人の人物をどう物語るかは、現代の位置づけとも関わります。
3.例えば大村益次郎をどう物語っていきますか?
【見に行った頃はまだ桜が満開。花咲爺さんの益次郎の企画展にはピッタリ。】
大村益次郎をどう物語っていくのか。
例え同じ史料でも見方によっては色んな語り方ができちゃいますよね。
歴史って新史料とかで事実が塗り替えられる事よりも、
歴史観がひっくりかえされる事の方が大発見なんだよなぁ。
展示の最後に面白そうな試み。
幕末の偉人たちを相撲の番付表のように順位づけしたもの。
これ、観覧者が勝手に並べ替えられる札になってるんです。
展示中に順位がころころと変わっちゃうわけ。
これを発展させて、展示にコメントなり意見がかける場を置いたら?
展示側だけでなく、見る側もいろんな歴史観の見方を表示できる。
できれば展示期間中に1回ぐらい学芸員さんが整理してくれると良いですね。
で、最後にまとめてHPなり、次回の展示なりに公表される。
ただ見に行くだけでなく、歴史語りを共有できるような場になると良いなぁ。
山口市歴史民俗資料館の「花神ふたたび−大村益次郎とその末裔」
5月9日(日)までです。
福岡龍馬会さんのブログ記事によると5月1日の午後2時からはギャラリートークもあるそうです。
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