2010年03月25日
絵本と詩人と話し手のプロに学ぶ@下関エンジン02
下関エンジン02に行ってきました。
2007年にエンジン01文化戦略会議が開催された続編だそうです。
中央の著名人や地元の方々約40名弱が講師となって15の講座が行われました。
しかも、講師陣はボランティアというところが凄い。
前日の全体のパネルディスカッションや夜楽(講師との食事会)は不参加ですが、
当日は3つの講座をめぐってみました。
1.「聞いてガッテン!絵本の力」をきく
【下関エンジン02のパンフ。坂本龍馬をはじめ下関に関わる人物のイラスト満載。】
講師は下関の子どもの本専門店代表、
児童文学作家兼梅光学院大学教授、
そしてNHKの小野文恵アナウンサーの3人。
実は3つの講座のうち、この講座が一番面白かったなぁ。
子どもと一緒に大人も読みたいオススメの絵本も紹介されました。
「ちいさいおうち」
「おちゃのじかんにきたとら」
「ふきまんぶく」
「まんげつのよるまでまちなさい」などなど。
それらに対して、子どもより大人向けの絵本が最近目立つそうです。
例えば、子どもを相手にできないほど疲れた母親を描いた「ぼく おかあさんのこと…」
絵本は大人になって読んでも良いとは聞きますが。
「大人」にこそ効く絵本もあるんですね。
2.「みすゞがいた街で 素晴らしき詩の世界」もきく
【会場は梅光学院大学。下関市立大学ではないんですね。】
講師はみすゞ研究者や、地元の詩人を中心に梅光学院大学の先生など。
みすゞの時代は学校教育が普及していく時代だそうです。
その中で子どもに何を与え教えるべきかが問われ運動化しました。
そのため、文化人による童謡などが活発に発表された時代だったそうです。
また、関門という地において詩人みすゞが誕生したわけについて。
みすゞの詩は人間だけでなく、多くの命へのまなざしがあります。
それは、対岸をみる関門の景色から促されたのでは?というコメントもありました。
みすゞのまなざしは、交錯する関門という環境も少しは影響したかもしれませんね。
今後、みすゞのような素晴らしい詩人は現れるのでしょうか?という話もありました。
講座のなかでは、みすゞの真似事のような詩人でなく、
デジタルとアナログが錯綜する今だからこその感性をもった詩人が求められるとも。
みすゞとはまた違った詩の世界を魅せてくれる詩人って事ですかね。
3.「伝え方で変わる!愛のある話し方講座」もきく
【梅光学院大学に向かう地下道には格言が。文化のかおる街。】
講師は地元の演出家、
下関出身のリポーター、
そして、再び小野アナウンサー。
別に小野アナウンサーをおっかけていたわけではないですが。
でも、今日ですっかり小野アナウンサーのファンになってしまいました。
絵本の講座と同様にその話しぶりといい、かなりクレバーな人でした。
しかも山口放送局にいた時期もあったんですね。
小野アナウンサーにはまりそうです。
小野アナウンサーは「ためしてガッテン」にも出演。
「ためしてガッテン」ではゲストがガッテンをたたきますが。
トリビアの「へぇ」は聞き手の意外な発見のあらわれ。
一方、「ガッテン」は期待されたものがえられたあらわれ。
だから期待を高めるためにクイズなどで聞き手をひきつけてから話すそうです。
また、リポーターの方は愛のある話し方とは、
相手の立場にたった気遣いのある話し方と言っていました。
自分が話すときについつい自分が話したい事に気がとられがちですが、
どう聞こえているかという視点は必要ですね。
下関エンジン02に参加して、総じて人間って面白いなぁと思いました。
絵本の人はやっぱり読み聞かせは雰囲気もっていたし。
詩人の人たちはおしゃべりより、言葉の選択が光っていたし。
おしゃべりのプロたちはやっぱりプロだったし。
その道の専門家に触れるこういう機会は楽しいので次回の開催も期待します。
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