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2008年08月14日

山口県立美術館の「美がむすぶ絆」を見てきました


↑山口県立美術館の位置です。
駐車場は図書館側にあります。
最近?駐車スペースが広がって停めやすくなりましたね。

山口県立美術館山口県立美術館(公式HPはこちら)です。

「美がむすぶ絆 ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術名品展」
が9月21日まで行われていますね。
イベントも多数用意されています。
日本美術の色んなジャンルが楽しめます。

他に水墨画の雪舟と洋画の香月泰男と萩焼の十二代三輪休雪の展示もあります。



1.ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術名品展

1-1.建物をどう描くか?
さて、平家物語が扇に描かれたものがありました。
普通建物の絵は柱が立方体として垂直に書かれると思うんですけど、
ここでは逆八の字、上に向かって開くように傾いて描かれてました。
これって、扇にするとまっすぐに見えたりするんでしょうか?
ちょっと不思議な発見でした。

他にも建物の絵で、縦に立つ柱は丸木で横になる柱は角材で異なっていたり。

1-2.女性がどう描かれているか?
江戸時代の日本橋の街の様子を描いたのも面白かったですね。
かまぼこ屋やら伊勢丹らしき店やらほんとに色んな商売人の姿がありました。
また、喧嘩をしようと腕まくりした男や、周りで怖がる女性などマンガチックで面白い(笑)
そう言えば、圧倒的に男性が多かったですね。
ショッピングと言えば今では女性が主流なのに。
本当にそうだったのか、絵図としてそうなってるだけなのか色々と妄想。

女性と言えば、女性の絵で多くが手を袖に隠しているのが気になりました。
これも、実際そういう仕種だったのか、絵図としてそういう風に描いているのか。
その理由も袖が長ったらしいからそうなるのか、手を露にしない習俗なのか、あるいは、その方が秘密めいて色っぽく見えるのかなど色々妄想。

1-3.浮世絵の技法を知る!
浮世絵コーナーでも自分としては新たな発見。
浮世絵というと色を重ねて刷ったカラーで華麗なイメージですが、
色をつけない「紅嫌い」というモノクロのものもあったのですね。
また、紙が凸凹に文様が浮き出るようにするような技法も。
これは写真じゃなくて実物を見ないとなかなか感じられないので是非現場で見てみてください。


2.雪舟と香月泰男と十二代三輪休雪

2-1.雪舟の偽物?、なわけないよね。
言わずと知れた雪舟。
室町時代に大内氏がパトロンとなって多くの作品が残されました。
もう展示替えで今はないのですが、大きな屏風2つがありました。
それも、本物と偽物かのようにほぼ同じ構図の2つ。
ひとつは雪舟の作品と伝えられるもので、洗練されたきれいな印象を受けました。
もう一方は、雪舟の流れを継いだ雲谷派の作品でより荒々しい感じがありました。
どうやらお手本として同じ構図のものが描いてたらしいです。
同じ構図でも書き手によって違うものだと改めて思いました。
関連記事:「京都の雪舟寺に行ってきました。」

2-2.戦争体験者からのメッセージです!
香月泰男は長門市三隅町の出身で下関高等女学校の美術教師を務めました。
また、敗戦後シベリアで抑留された経験があり、その後その体験が「シベリア・シリーズ」として多くの作品で描かれています。
今回、修復の終わった作品が展示されていますが、各作品に作者の言葉が添えられています。
作者の意図などが読み取れ分かりやすく良いですね。
シベリア・シリーズは黒で描かれているのですが、キャンパスの周囲には余白が残るかのように描かれています。
まるで、作者の頭の中にぼんやりと浮かんだイメージを表現しているように感じました。
関連記事:「下関ゆかりの人々の作品が並ぶ下関市立美術館所蔵品展」

2-3.茶碗で終わらせない萩焼
十二代三輪休雪の作品。
萩焼と言えば茶碗な感じですが、この方は現代的にオブジェとして萩焼を作られています。
正直、僕にはまだまだその良さが分かりませんが(笑)
何を表現しようとしているのか、メッセージがもっと分かるようになれば面白く感じられるだろうなぁ。
関連記事:「萩市の萩史料館と萩焼資料館に行ってきました!」



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Posted by nettarou at 20:58Comments(0)TrackBack(0)・山口県立美術館