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2007年12月16日

山陽小野田市の歴史民俗資料館に行ってきました!


↑歴史民俗資料館の位置です。
周辺には図書館などの各種の文化施設が並びます。


1.おカマの町なんです!
歴史民俗資料館歴史民俗資料館の外観です。

1階にある民俗資料は生活用具と漁具が特に目につきました。

まずは、古墳時代のおカマ、6世紀後半の松山窯跡(市指定文化財)の須恵器や塚の川古墳(市指定文化財)の出土遺物などがありました。
遺跡の周辺の「大須恵」などの地名はこれが由来なのでしょうかね。


江戸時代にとんで浜五挺唐樋(国指定史跡)の模型や、関連の家の史料、開作の様子などがありました。
旧小野田市域の市街地の多くは近世以降の開作によって陸地化したんですね。
それがなければ、今の市街地の形成はなかったかもしれません。
あとは、江戸時代の銭がたくさん揃っていました。

続いて、明治期から戦前までの特産品として硫酸瓶がありました。
日本舎密製造会社(現在の日産化学小野田工場)で使用するために大量生産されました。
戦前では全国の70%を占めたそうですが、戦後はステンレスやポリエチレンにとってかわられ衰退したそうです。
今では、旦の登り窯(市指定文化財)が往事をしのばせます。

そして、けっこうな場所をとっていたのが小野田セメント(現在は太平洋セメント株式会社)の概要。
小野田セメントは明治に創立した民間最初のセメント会社だそうです。
徳利の形をしたおカマ、旧小野田セメント製造株式会社竪窯(国重要文化財)はこのタイプとしては全国でここにしか現存しません。
小野田セメントは伊藤博文らとも交流があり、創業者の事などが展示されてありました。

また、旧本山炭鉱斜坑坑口(市指定文化財)に代表されるような、昭和の炭鉱関係の道具類の展示もありました。


2.モノをいかに説明するのか?
竜王山のトイレちょっと道草。
竜王山公園は桜の名所でもあり、また360度小野田を見渡せる場所です。
その頂上ののトイレなんですが、透明なので小便しながら見渡せるわけです。
気分は野外の立ちション状態!
ただのトイレにしないこういう遊び心は良いなぁ。


話は戻って旧小野田市の歴史民俗資料館ですので、旧山陽町の部分はなかったですね。
今後、追加されるんでしょうかねぇ。
単なる日本史の流れでなく、地域の特色が色濃く出ているのは面白かったですね。
逆に、古代から中世の小野田がどうだったのかはあまりよく分かりませんでした。
どこか見逃してるのかな。

あとは、やはりどうしても資料をどう見たらいいのかが分かりにくいのです。
これはどこの展示でもよく感じる事なのですけどね。
例えば、須恵器の場合、編年表は貼られているのですがそれだけ。
せっかくなら変遷順に並べて形の変化を見せてあげればいいのに。
物の形が生き物のように変化していくのはけっこう面白いと思うんです。
資料の時代的に幅が狭い点はありますが、多少は変化があったように見えました。

また、江戸時代から昭和初期の灯火具類の展示もあったのですが、いまいちよく分からない。
多分、これの残骸だったのかな。
物を説明するのって、ほんと難しいと思います。
例えば、灯りという事ならば実際に当時の灯りだけの部屋をつくり体験で説明するとか思い付くんですけど。
当然、資料をそのまま使うわけにはいかないので複製品が必要になりますよね。
手作りでもいいけどまともに作ればお金がかかるし、収蔵場所も倍必要になるし。
うーん、難しいですね。


以下は関連するリンクです。
『山陽小野田市』の「歴史民俗資料館」
  公式ページです。

『山陽小野田市』の「文化財」
  指定文化財の一覧のページです。
  写真と簡単な解説つきです。