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2009年01月11日

人類学ミュージアム特別展「近世人と近世墓」

久しぶりの更新です。
正月に山口に戻って来ていたので、これまた久しぶりの山口県のネタです。


0.正月ですが、葬送のお話
正月そうそうですが、人間誰しも死を迎えます。
また、逆に親や友人など大切な人の死を見送らねばなりません。
昨今では「昔から」あるお葬式の在り方が変化しつつあるといわれます。
それが良いことなのか嘆かわしい事なのか。
今後、自分達がどのような葬送をしていくか考える上でも、
まずは葬送ってどういう事なのかその歴史から考えてみる機会にこの企画展はでしょうか?


人類学ミュージアム「15周年記念特別展
「近世人と近世墓」〜江戸時代の墓制を探る〜」(〜2月15日)
が下関市豊北町の土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムであったので行ってきました。

ここは弥生時代の渡来人らしきお墓が見つかった土井ヶ浜遺跡を中心とした博物館です。
当時の人骨がたくさん残っていたので人類学がメイン。
ただ、もちろん考古学も関わっています。
また、最近では旧豊北町の歴史民俗資料館の専門職員さんも加わり民俗学の分野も充実してます。





1.考古学:江戸時代も火葬より土葬が一般的
40年前までは火葬より土葬が一般的だったんですよね。
てっきり今のお墓の在り方は江戸時代くらいから変わらない気がしてしまいますが。
遺跡から発掘されるお墓の多くには骨壺はなく土葬なんですね。
実は日本でずーっと一般的だったのは土葬なんですよね。
展示では副葬品として陶磁器や犬や鶏の人形なども見れます。
人形は故人の愛用してたものですかね?
あるいは送る子供が一緒にいられるようにしたものなのかも。

2.人類学:士農工商は人骨からも分かる?
人それぞれに頭の骨の形は違うのは当然。
しかし、江戸時代の人骨を見るとどうも身分毎に傾向が違ったようです。
食べるもののせい?
あるいは世襲的な遺伝のせいでしょうかね。
逆に言えば、頭の形を見ればその人がどういう身分の人かおおよそ分かるのかも。
人骨については過去記事「下関市の梅光学院大学博物館「中世人骨は語る」講演会」もどうぞ。

角島3.民俗学:隣人よる葬送が残る角島
民俗学からは角島の葬送の仕方の話。
葬式に使う葬具作りや土葬なども含めて地域の住民で行われていたのですね。
近年では、その伝統も薄れ葬儀会社によるものへと移ってきているようです。
角島大橋もでき交通の便もよくなりましたしね。

写真は夏の角島と角島大橋です。



4.専門的な展示内容の功罪
展示解説のパネルを全部読めるかなって気はしました。
まぁ、興味のある所だけ読んでもらえばいいんでしょうけど。
また、図録を買ってゆっくり読むってのも手です。
500円の割にはけっこう濃い内容で面白いと思いますし。


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