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2008年03月08日

秋芳町の秋吉台国際芸術村のアーティスト・トーク


【3月8日(土)夜に新たに記事を投稿しました。】

↑秋吉台国際芸術村の位置です。
この地図ではまず道が表示されませんが、
「+」をクリックして拡大すると道らしき線が見えます。
また、より細かい地図(livedoorなど)ではちゃんと道がついています。


1.3月16日(日)までの展示作品はこんな感じ


秋吉台国際芸術村秋吉台国際芸術村です。

以前に田中米吉展がありましたが、その作品がここにもあります。
意外とこの作品は大きかったりします。



シンイル・キムの作品はいわゆる現代美術だよなぁと感じました。
一見、これが何なのかよく分からないと思ってしまう。
作者自身のメッセージに気づく事ができれば面白くなるんだろうなぁ。


ジャスティン・フィスケの作品は触って楽しむタイプ。
こういうのだと単純に操作する楽しみが子供でも分かると思う。
僕自身としては、引っ張るとか回すとかの単純な操作から、
多くの小石達が複雑な規律正しい動きをするギャップが面白かった。
3組の作品の中では僕はこの方の作品が気に入りました。


ニカ・オブロク&プリモス・ノヴァックの作品は最初分からなかった。
見た目としては何だか2次元っぽい映像だなぁと思いました。
映像はもちろん3Dではないわけだけど、何か普通の映像ではないなと。
その訳はアーティスト・トークに参加した事で意味が分かったわけですけどね。


2.作品の意図が語られたアーティスト・トーク


宿泊棟宿泊棟です。
アーティスト達は1月からここに宿泊して、
今回の展示の作品をつくったそうです。
また、地元の方々などとの交流もあったようです。



さて、アーティスト・トークですが、
ただでさえ、アーティストの話ってのは言葉使いとか分かりづらかったりします。
その上、今回は現場で通訳してもらうとしても外国語という壁
僕自身が英語を理解できればまだしもねぇ。
というわけで以下の話は自分が勝手にメモしたものなので、
作者だけでなく訳者の意図とも違うかもしれませんけど一応書き記しておきます。


シンイルは表現をよりシンプルなものにしようと挑戦していて、
最初は白紙に線だけ、そして線の色すら消して筆圧だけの作品が出来ました。
これは、今回の展示にもありました。
さらには紙という物質性も乗り越えるために光(映像)の作品へと進みました。
日常的なものの1つとしてCM(今回の作品では山口で放送されるCMでした(^^))を素材として、
フィルターを通す事で能動的に表現した作品という事でした。
そういう作者の意図を知ると、いわゆる現代美術作品も分かってきます。
もしかしてその発見を生み出すために、わざと難解な作り方をしてるのかな?


ジャスティンは複雑でデジタルなものより、
シンプルでアナログなものが好きみたいです。
デジタルでは操作から結果の間の仕組みみたいなものが見えにくいですが、
今回の作品のようなアナログなものは結果に至るまでの全ての流れが見える
その一方で、実は小石動かす今回の作品はパソコンのスクリーンセーバーとイメージを重ねているらしいです。


そして、ニカとプリモスの映像作品は、実はタランティーノの映画の予告編のパロディだったみたいです。
僕は見た事無かったので分かりませんでしたが(^^;)
多様な登場人物を2人だけで演じきったり、
背景は山口県内の風景の合成だったり、
車だってミニカーのコマ送りだったりと手作り感たっぷり。
合成やらしてるから、2次元っぽく感じたんだろうなぁ。
その意図はハリウッドのような大掛かりな作品を、
誰にでもできる手法で作ってしまうその皮肉を含めた対比らしい。


3.アーティストと交流できる芸術村


会場で、今回の経験がどのように作品に反映していくのかと三組に問われました。
アーティストっぽく、何らかの答えがあるのかなぁと思っていたら、
三者とも正直分かりませんってな感じ。
アーティストって宇宙人的な思考を持ってるかと思ってましたが、
意外と普通なのかもとか思ったり。


閉会後には、中庭にあったジャスティンの作品が動かされました。
また、その後にはよりアーティストを身近に感じられる交流会なんてものも予定されてたのですが、
時間がなく自分は不参加。


芸術村は10周年を迎えるらしいです。
なかなか予算の縮小など大変らしいです。
今回のこういった機会ももっと多くの人が参加してても良かったと思うのですが空席が目立ったかな。
山口市内の大学の美術系の学生とかがもっとたくさん来ててもおかしくないと思うのですがね。
交流会にはもっと多く参加してたのかな?


以下は関連するリンクです。
『秋吉台国際芸術村』の「vis. vis. vis. -3つの視界」
   秋吉台国際芸術村のHPにある今回の展示のページです。
   3月15日にはギャラリートークがあるようです。
『秋吉台国際芸術村』の「ブログ」
   秋吉台国際芸術村のHPにあるブログです。
   3組のアーティスト達の製作や交流の様子が書かれてます。 
『広島市現代美術館』の「ミュージアム・カレッジ」
   トークにも招かれたゲストの方が所属する美術館のHPです。
   シンイル・キム氏は今度は3月15日に逆に広島に招かれているみたいです。


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